【烏来旅行】滝の真上を通るロープウェイ「空中纜車」と山頂にあるカオスなテーマパーク「雲仙楽園」


烏来で子供も楽しめるアトラクションについて書いています(第①弾は記事下のリンクからどうぞ^^)。

今回は、トロッコの終点から乗れるロープウェイ「烏來空中纜車」とその先にあるカオスなテーマパーク「雲仙楽園」について書いてみました!

滝まで来て引き返す人が多いと思うので、ロープウェイに乗るのは少数派かも。我が家も4度目にして初めて行きました。正直1度でいいと思うけど笑、1度は行ってみてほしい。滝の真上を走っていきます!

断崖絶壁の山の上にあるテーマパークは廃れてきていて、ゆるゆるな営業状態でしたが、それがまた面白く、アーチェリーや手押しトロッコなど楽しみました。

以下乗り場や料金など基本情報と、行ってみた感想を写真多めにまとめてみました!

ロープウェイの概要と料金・営業時間

雲仙樂園- 烏來櫻花盛開2018/1/21より画像をお借りしました)

「烏來空中纜車(烏来空中ケーブルカー)」は、テーマパーク「雲仙楽園」へ行くロープウェイで、1967年に運行開始。

全長382メートル、最大傾斜角32.5度、高低差165m!安定していて乗ってるときは感じないけど、上から見下ろすと急勾配さにビックリします。

乗車時間は約3分(ロープウェイってあっという間に着いちゃうよね)。

日本の「安全索道株式会社」が設計施工を担ったそうで、社名の看板が掲げられていました。

調べてみると、ロープウェイ・リフト・ゴンドラなどの設計〜施工までを行う会社で、日本国内で数多くの実績を持つ老舗企業でした。

建設時には、地質が軟弱な岩盤ではなく堅強な頁岩に支柱を設置したそうです。

現在のケーブルカーは2019年から使用されているもので、6代目。

料金(往復乗車券+入場料)
◯ 大人(19〜65歳):300元
◯ 子供(3〜11歳・18歳以下の学生*要ID):230 元
◯ 優待(65歳以上・障がい者手帳等):150 元
3歳未満は無料(要身分証)

営業時間
平日:9時~17時
土日:9時~17時半
※ロープウェイ・テーマパーク共に同時間。発車時間は乗客数に応じて10-15分間隔

公式HPを確認したら、2023年の7月から80元値上げしてました。

現在の料金で計算すると、我が家の場合、大人2人・子供1人(+無料の幼児1人)で、830元(3,818≒/1元=4.6円で計算)。

円安なのでどうしても高くなっちゃいますが、この料金、ロープウェイ往復とテーマパークの入場券を含んだお値段なんです。

日本でもロープウェイって結構なお値段するし、そう思うと良心的ですよね。

参考:

アクセス


乗り場はトロッコの終点から徒歩5分の場所。

「烏來林業生活館」の向かい側にちょっとしたお土産屋さんやごはん屋さんがあって、その間の階段を上がっていきます。

九份っぽい細道の階段です。

案内もあるので分かりやすいと思います。

ここがロープウェイの乗り場。乗り場自体は結構古め。

階段を登っていくと、

チケット売り場があります。

チケットを購入したら乗り場の方へ向かいます。発車時間は不定期で、乗客数に応じて10〜15分間隔です。

一望。急勾配のロープウェイ!

いざ乗り込みます!

座席は少ないですが、あります。なかなか広め。ケーブルカー自体は6代目で新しく、中もキレイでした。

窓が開いてるので風が結構通ります。危なくはないけど、すき間から写真を撮る方はスマホ落下にご注意を。

窓越しにも十分キレイに見えます。

短い動画ですが、こんな感じで景色が見えます。もう山が絶壁すぎて緑の壁。

滝の真上!なかなか見られない光景ですよね。

地面にもガラス面がありますが、こちらはあまり良く見えず(^^;)

ゴミもケーブルを使って運んでいました!

上から見るとこの高さと角度!

この日は途中霧雨が降ったりとあいにくのお天気でしたが、天気の良い日だったらもっと良い景色だと思います。また、写真で見た桜の時期も素敵でした!

ロープウェイのキャラクターは一体誰?テーマパークとの深い関係も

往路は反対側で見えなかったけど、ケーブルカーには奇抜なキャラクターがついています。

見覚えあるぞこのキャラクター…、と思っていたらよく買うお菓子のあの子だった!▽
台湾楽天市場より画像をお借りしました)

甘じょっぱいおせんべい「旺旺仙貝(ワンワンせんべい)」と、

ボーロ「旺仔小饅頭」。

どちらも日本のおせんべいとボーロの味で食べやすく、子供たちも好きなのでたまに買います。

それもそのはず、元々は水産加工メーカーだった「宜蘭食品工業(後に旺旺へ変更)」に、日本の米菓メーカー「岩塚製菓(新潟)」が技術提供したことで誕生した商品でした!

岩塚製菓っていったら私の大好きなきなこ餅せんべいを作ってる会社じゃないですか▽
岩塚製菓 きなこ餅 19枚×6袋
ふんわり名人も好きだけど、こっちも優しい味でクセになるのよね。たぶん台湾人も好きな味。

旺旺はその後、米菓を台湾・中国大陸で販売し始めたことで急成長。現在は世界56カ国で親しまれており「米菓生産量世界No.1メーカー」となっています。

参照:

キャラクターの名前は「旺仔(旺旺坊や)」というらしい。
この子、ロープウェイだけでなく遊園地内にもたくさんいたんです。

買収か?と思ったら、老朽化による観光客減少&2015年の台風直撃で土砂崩れなど甚大な被害があり営業困難に。旺旺グループから受けた融資の返済が厳しくなり、旺旺グループが経営を引き継ぐ形となったそうです。


大変なのがこの土地、市有地ではなく国有地で、年間100万元以上森林局へ支払わなければならないとのこと。さらに、1983年に水源保護区に含まれてからは、新たな開発や設備の増設はできなくなってしまったとのこと。

そりゃ観光客は減りますよね。手入れのされてなさっぷりに納得…!

FBを見ると、最近は環境教育や生き物の生態観察などに重きを置いている様子。

自然との共存が本来あるべき姿だとは思うけど、すでに作ってしまったものは観光資源として活かしたらいいのにな。老朽化した設備の改修も許可されていないのか?

兎にも角にも、園内の雰囲気を写真でご紹介します!

断崖絶壁、山頂にあるカオスなテーマパーク「雲仙楽園」

ロープウェイ運行開始と同じ1967年にオープンした雲仙楽園(雲仙ランド)。

標高約500メートルの烏来瀑布の源流に位置していて、園内には上流から続く小川や池がそこかしこにあります。
動植物の生態が豊かで、台湾で保護されているエメラルドアマガエルや台北アマガエルなどが生息しているそうです。

貼ってあった写真を見ると昔は、ミニジェットコースターや空中をペダルをこいで進む乗り物など、遊園地要素がもっと強かったようですが、現在アトラクション的なものはこじんまりとしたものが2〜3ヶ所。

ホテル、レストラン、原住民の野外公演場などがあり、時期によってタイヤル族の舞踊が見られたりもするようです。

まとめるとこんな雰囲気▽
テーマパークというにはちょっと弱い気もしますが、ロープウェイにここの入園料がついてくると思えばお得感あり!

ロープウェイで山頂に到着したら、さらに山道を歩いていきます。段差は緩やかだし、それほど遠くはありません。

この先が雲仙ランド!

まずあるのがボート乗り場。ロープウェイに含まれるのは入園料のみで、別途120元かかります。

その奥にあるのがホテル「雲仙大飯店」。

雲仙樂園 - Facebookより画像をお借りしました)
スタンダードなお部屋ならもろもろ込みで4,000元前後。安い!Google Mapの口コミは高評価でした。確かに空気はよりキレイそうだし、ゆっくりできていいのかも。

線上訂房 - 雲仙大飯店
VIP部屋がいい雰囲気。

レストラン、カフェ利用のみもできるようです。

奥へ進むとレストランがありました。バーもあっていい雰囲気だったけど、人がいる気配がなく利用できず(涙)電気ついてるのに〜残念!

レストランの奥にあった乗り物。お金を入れて動かせる系。

その奥にあった本格的なアーチェリー!

とペイントボール!古さ全開ですが、機械にボールを入れたら勢いよく飛んでいく系で、子供でもやりやすかったです。

どちらも120元。

アーチェリーはなかなか力が要り難しかったけど、面白かった!フォームが全然なってなかったらしく、スタッフのおばちゃんがやり方を教えてくれました。

ここが唯一の遊び場。

あとは、森の中に発見した手押しトロッコ。

日本統治時代のものを再現したもの。小学生でも押せるくらいの重さで子どもたちが楽しんでいました。

レストランは使えなかったけど、アーチェリー場のすぐ近くに軽食やさんがありました。

小腹を満たそうと、ナゲットとポテトを注文。

鯉のエサが売っていたので餌やりもしました。

よく見るこれ。

周りにはカモや、

ハクチョウやコクチョウ(ブラックスワン!)などが自由に歩き回っていて驚きました。アーチェリー場にも入ってくるから危ない。笑

蛍の看板も見ました。そうそう、4月下旬〜6月はとんでもない量のホタルが見れるそうです。ロープウェイの営業時間も長くなるようですが、最新情報は公式FBでご確認ください。

自然の中に佇む謎の動物オブジェ。

長〜いブランコがあったり、

滑り台が葉っぱだらけになっていたり(使用不可)、予習せずに来たのでなかなかカオスな雰囲気でした。笑

吊り橋もあったよ。

なんだか不思議な空間で私たち的には楽しかったです。

お天気が微妙だったので、良いお天気の日はもっと気持ちいいと思います。

以上、烏来のロープウェイ「空中纜車」とテーマパーク「雲仙楽園」に行ってみた感想でした!

以上で烏来旅行記事は終わりです(^^)烏来旅行その他の記事はリンクより⇣

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4度宿泊した温泉旅館レビュー記事▽

子供も大人も楽しめる烏來トロッコ!意外とスリルあります▽

施設情報

名前:烏來空中纜車(ロープウェイ)
   雲仙楽園(テーマパーク)
時間:平日:9時~17時
   土日:9時~17時半


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