台湾スターバックス(星巴克)の「リージョナル ランドマーク ストア(地域の歴史・文化を反映した店舗)」について書いています。
第3弾は龍山寺の近くにある、
スターバックス 艋舺門市
について書いてみました。
艋舺店の歴史背景
(以下、萬華林宅の公式HPより参照)
萬華林宅とは、1935年に建てられた萬華區にある林さんのお宅。
とても立派な邸宅なので元々裕福な家庭なのだと想像していましたが、野菜・果物を扱う一家総出の自営業だったそうです。
家長・林細保さん(1846-1911)が清より台湾へ来た当初は野菜の栽培からスタート。
その後、日本統治時代の日本と、青果物の貿易を開始。台湾国内でも卸売り・小売業が拡大し、總督府・鐵路局などへの専売特約業者となるまでに。
そうしてこの邸宅が建てられたそうです。
この場所に建てたのは、すぐ裏辺りに「艋舺車站(現在の台鐵・萬華車站)」ができたことから(1918年/大正7年)。
駅ができたことで輸送に便利な上、この辺りが物流のポイントとなったそう。
この萬華林宅、ユニークな台形の形をしています▽
これは日本政府による「市区改正計画」が予定されているのを受け、その計画された道に沿って家の形を変えたからだそう。
建物は西洋式をベースに、内装は中華式、4階には瓦屋根の日本式と、和洋中の折衷建築。
アクセス
有名な観光地・龍山寺の駅をはさんで反対側。南側です。
最寄り駅はMRTブルーライン(板南線)の龍山寺駅。台北駅からなら2駅です。
駅からスタバまでは400mないくらいみたいですが、体感では結構遠く感じました。普通の商店が続く道なのと、暑い時期だったからかな?
台鐵(国鉄)からなら、「萬華車站(台北駅から1駅)」で下車後、徒歩約3分。
バスなら265番、49番などが近いです。
入り口。
艋舺店の店内はこんな感じ
4階建てのうち、1・2階がスタバの店舗となっています。
1階▽
1階は席少なめ。
カーブが美しい石の階段を登って2階へ。ベビーカー殺しな階段なので、1階に置いておくのがいいかも。
2階は広々!
テラス席もあります。
外にあるトイレの洗面台が石造りでレトロだった。
この日は暑かったので利用者ゼロですが、暑くない時期なら建物を眺めながら外で飲むのもいいなぁ。
欄干や壁のくり抜きデザインがとても素敵。
歴史建築スタバまとめはこちら▽
【歴史建築スタバ】台北市・台北近郊のリージョナルランドマークストア9店まとめ
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店舗情報
名前:STARBUCKS 星巴克 艋舺門市住所:台北市萬華區西園路一段306巷24號
時間:7:00-21:30
HP:STARBUCKS 星巴克 > 艋舺門市
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