台湾で虫歯治療に19万円かかった話


産後、歯がズキズキと痛みだし、日本語対応している歯医者さんを探し治療に行きました。

すると誘発されたのか治療中に別の歯が2本痛みだし、結局3本も治療することに。汗

今回は、計3本の歯を施術してもらった結果、被せ物に約19万円(6.5万円×3本)かかってしまったお話です。

治療費はあんなにも安いのに!?金属なのに!?と金額を見ておったまげました。

根管治療を3本しました

今回、3本の歯の根幹治療をしました。

根管治療とは、虫歯が進行し、炎症・感染を起こした歯の内部の細菌を除去する治療のこと。

具体的には神経を抜き、神経が入っていた管(根管)の内部を消毒して薬剤を詰め、被せ物(クラウン)をします。

3本とも昔(たぶん中高生頃だから20年前!)治療して銀歯がかぶさっていた歯でした。銀歯の中で虫歯が再発するというのは結構あることだそうで…!▽

理由は、
◯ 治療から時間が経つと銀歯と歯の間に隙間ができる。そこに菌が入り再発
◯ 金属で覆われている部分が虫歯になっても、レントゲンには写らないことが多い
だそう。

ヒィィィィィ。

小さい頃、歯磨きはかなり適当でした、、フッ素塗布とかそこまで一般的じゃなかったし、予防治療より虫歯になったら対処する、みたいな。親からも虫歯予防について何か言われたことってなかったかも。

もう本当、ケアしないと後が悲惨よ!と子供の頃の自分に教えてあげたい。

子供たちには絶対私のようになってほしくないから、虫歯予防と知識のお守り渡してます。

参照:

治療費は200元!?


糀谷伊藤歯科HPより画像をお借りしました)

根管治療は大変な集中力と高い技術力が必要だそうです。

いかにして根管内から確実に虫歯菌を取り除けるかがポイントで、狭く、人によって形の異なる内部を細い器具で掃除し続けるわけなので。

根管治療→型とり→クラウン装着と最短でも3回はかかりますし、途中激痛で再訪したり(痛みで目が覚めるほどだった泣)、詰め物が取れて再訪したりと何度も何度も通院しました。

また、治療時間も長く、根管治療中は毎回1時間口を開けっぱなしだった気がする。

こんなに丁寧に、根気よく治療してもらってるのに毎回の診療代は200元だったんです。

安すぎて申し訳ないくらい。

台湾は被せ物が高い!

台湾では被せ物(クラウン・全体を覆う形のもの)で日本のように丸々銀歯という選択肢がないようで、被せ物には保険が適用されません。

私が通った歯医者さんで提示してもらった選択肢は、
◯ セラミッククラウン:25,000元(≒90,000円)
◯ コバルトクロム合金(中が金属、外側は自然な色):15,000元(≒54,000円)
※1円=3.6円/当時のレートで計算

ひょえぇぇー高い!

コバルトクロム合金は見た目は自然な歯の色をしていて、中が金属になっています。

プラス、土台となる釘のようなものが3,000元▽
なので、合計、
◯ セラミック:28,000元(≒100,800円)
◯ コバルトクロム合金:18,000元(≒64,800円)
※1円=3.6円/当時のレートで計算


…え、来る歯医者間違えた?


と思ったけど、どうやらこれくらいのレンジが台湾の一般的な被せ物も費用だそうです(歯に被せるタイプじゃなく詰め物なら安いみたい)。

以下、参照させてもらったブログでも同じくらいの費用でした▽

(↑領収書適当すぎませんか?笑)

私はコバルトクロム合金の方を選択したので18,000元(≒64,800円)。

同じ費用×3本だったので、
18,000元×3本=54,000元(≒194,400円)
になりました…。

歯は大切にしましょう(切実)

日本で治療した方がいい?

今回の通院、9ヶ月の次男を連れてだったのですごく大変でした。

うちからはバスを使って約30分となかなか遠かったし、夫に仕事を抜けてきて見てもらったり、大泣きする次男をスタッフさんがなだめてくださったりと周りに迷惑をかけながらの通院でした。

本当は一時帰国して歯医者に行きたかったけど、コロナ禍で台湾は出入国規制がとても厳しかった頃なのでひょいっと一時帰国なぞできない状況で。

日本だったら保険で安く直せるのにな、と申し訳なく思いながら通ってたんですが。

改めて調べてみると、日本の保険内で根管治療となると、時間や器具にお金をかけられないため、再発リスクが増すそうです(!)

ラバーダムやマイクロスコープなど日本だと保険適用外の治療がしてもらえ、今振り返ると台湾でやってもらえてよかったなとも思うんですが。

でも、選べるならやっぱり日本がいいのかな。

日本でも保険適用外になりますが同じような治療を選べるし、保険適用外も保険内の治療も、様々な選択肢がある中で自分で選べるのはいいですよね。納得いくまで説明を聞けるし、歯医者さんも選べるし。

今回通訳さんのいる歯医者さんを選んだんですが、先生が話す量に対し説明が少なく、対応もおざなりで不安だったので。

兎にも角にも歯の大切さを痛感した根管治療でした。

定期的な検査でも銀歯の被せ物の中までは分からないことが多いようで、気になる方は被せ物の入れ替えを視野に一度診てもらうといいのかも!


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