川崎の事件とSNS


川崎での女子小学生殺傷事件、昨日のシンガポールの新聞でも大きく取り上げられていました。

理不尽な理由で、ある日突然に命が奪われるこのような事件、いつ誰が被害に合ってもおかしくないのだと思うと恐ろしく、ただただ心が痛みます。

ものすごい数の献花やジュースなどの供えものをニュースで見て、同じように悲しみ、居ても立ってもいられず現場へ足を運ばれた方が多くいたことに、少しだけ心が救われた。

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100%悪な事件、許されない事件であることは百も承知で思うこと。

ツイッターやネット上にはたくさんの過激な批判の声が上がっていて、それは新聞で掴む一事実とは異なり、最近よくある集中攻撃の図になんだかモヤモヤして眠れなくなってしまった。

そんなモヤモヤな中、今日こんな記事を読みました。

【「1人で死ね」ではなく~川崎19人殺傷事件で当事者でない1人として言えることできること - Yahoo!ニュース】

日本の異常なくらい過熱した報道や、徹底的に一人を攻撃する姿勢を見て、攻撃している人たちは苦しくないのかな、、と感じる。

匿名だから、顔出ししていないから、フォロワーが多くないからと言いたい放題。憶測の人種差別的な発言まで。

絶対に許される事件ではありません。

だけど、被害者を想ってとか、これ以上このような事件が起きないようにと願って発信しているというより、攻撃して暴力的な気持ちをぶつけているようにも思えてしまう。

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容疑者の両親は小さい頃に離婚し、祖父母に引き取られて育ったとのこと。お母さんもお父さんもどちらとも親権を放棄した、ということでしょうか、、

【岩崎隆一容疑者、近隣とトラブルも 伯父夫婦と暮らす自宅は現場から8キロ - サンスポ】

こういう事件の背景には必ず、複雑な家庭環境や親からの暴力(心の暴力も含めて)があるように思います(自分と向き合って強く生きている人が大勢いることも知ってる)。

親の不仲から生じる子供への負の影響は特別なことではなく、むしろ身近な問題。

駐在家庭でも旦那さんの頻繁な出張や休日出勤によるワンオペでストレスを抱える奥さんが多くいます。

そんな夫婦のすれ違いから、ひょっとすると2世代、3世代先には大きな大きな問題へと発展しかねなくもない。

自分にできることは、過剰に事件に反応するのではなく、事件を元に自分をかえりみること。自分にもっと集中すること。

私の場合なら夫や息子に感謝すること。日頃心がけていること、例えば間違ったと思ったことには子供に対してもきちんと謝ること、親の権力を振りかざさないこと、素直でいること、無理しないこと、などなどを客観的に振り返ること。

そんなすごく些細なことだけど、自分に集中することって今のSNS社会ですごく大事なことじゃないかと思ってます。

まとまらない記事になってしまったけど、、

被害に遭われた方、ご家族の皆さんが周りに追われることなくゆっくりとゆっくりと心身を休められることを願います。


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